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1097件の内、新着の記事から10件ずつ表示します。


[1157] 「巨大古墳」の謎

投稿者: 菩薩 投稿日:2020年 8月15日(土)14時26分46秒   通報   返信・引用   編集済

卑弥呼の邪馬台国がどこにあったかはともかくとして、3世紀後半から近畿を中心に巨大な勢力が誕生したことは確かである。ヤマト王権の大王たちは、巨大な古墳を建造したことで知られている。日本最大の前方後円墳である大阪府堺市の大仙陵古墳(大山古墳)の長さは486㍍もある。大仙陵古墳はかつては仁徳天皇陵とされていたが、今は仁徳天皇の墓ではなく、別の大王の墓と考えている。大仙陵古墳の築造には、のべ680万人が動員されたと試算されている。1日に2千人を動員しても、10年以上かかる計算になる。ヤマト大王はそれだけの強権を誇っていたわけで、その力は国外にも向けられた。
そしてヤマト王権は朝鮮半島へ軍勢を送り込み、強国化しつつあった高句麗と戦っていた。白羅、百済、高句麗の戦いにも介入していたのだ。ヤマト王権の半島の干渉はやがてジリ貧になる。そうして朝鮮半島での基盤を失い撤退を余儀なくされていくのである。次いでながら、
天皇陵は宮内庁管理のため、陵城内への自由な出入りはできないが、堺市の主要な観光地になっている。諸外国の陵墓と比較して大仙陵古墳の調査が進まないのは、天皇陵は現在もつづいている王朝の陵墓だ、と指摘されているからだ。2019年、ユネスコは「世界文化遺産」として登録することを決定した。

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[1156] 金子みすゞ「愛と願い」

投稿者: 九州文学読書会 投稿日:2020年 8月15日(土)13時19分21秒   通報   返信・引用   編集済

この書は2012年に出されたものです。この中に小生の小説「メジロ」が掲載されています。
みすゞが八歳の時、二つ違いの兄と近所の兄の友達と鳥もちを持って近くの山にメジロ獲りに行くのです。
鳥もちに一羽かかってそれを籠に入れてみすゞに持たせて兄たちは二羽目のメジロを獲りに夢中になっている時、籠の中で必死で飛び出ようともがくメジロを見ているうちに可哀想になり、みすゞは籠の入り口を開けて逃がしてやるのです。みすゞの人間的なやさしさを表現したのでしたが、それを知った兄たちを不機嫌にさせてしまって気不味い気持ちになって家に帰るところまでを書きました。
よろしければ読んで感想を書いていただければ読書会としてありがたく思います。
勉誠出版社から出されていますが、各地区の図書館には置いてあるはずです。
仙崎の記念館にも置いていますし、売店でも売っています。もうないかな?



[1155] 「金子みすゞ」通り

投稿者: 菩薩 投稿日:2020年 8月15日(土)10時11分32秒   通報   返信・引用   編集済

関門海峡大橋を渡って車で知人と「萩・津和野」まで旅をした。萩や津和野の観光名所を訪れ幕末維新の気分を味わって帰途についた。途中長門市に立ち寄った。知人が言うには長門市仙崎には童謡詩人「金子みすゞ」の記念館などがある、と。その時、某はよく分からなかった。とにかく仙崎駅に向かった。仙崎駅という小さな駅舎に入ってみると、名物の「仙崎かまぼこ」の板を組み合わせて作った「金子みすゞ」のモザイク画があった。そう仙崎はみすゞが生まれ育った町である。
駅からのびる「金子みすゞ通り」というひなびた感じの小路に入ると、家々にみすゞの詩を書き写したパネルやイラスト画が飾られていた。ある家では玄関横のガラス窓に別の家では板堀に。詩を背景として描かれた絵は素朴ながらも心地のよいものだった。さらに進むと、通りの奥に改築された実家があっが、今では金子みすゞ記念館になっていた。当日、閉まっていたが通り一帯が記念館のようなもので、町の人たちへのみすゞの篤い思いがひしひしと伝わってきた。
これまで某は金子みすゞにあまり関心はなかったが、今回の旅で長門仙崎が一番印象に残るものになった。これほど詩人を愛する町はそうはなかろうと、ふと、そう想った。知人もこの町で新しい発見があったと振り返っていたようだ。

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[1154] 「日本の妖怪図鑑」出版

投稿者: 九州文学読書会 投稿日:2020年 8月15日(土)08時45分34秒   通報   返信・引用   編集済

志村有弘先生が「日本の妖怪図鑑」を青春出版社から出されました。おめでとうございます。妖怪と言う言葉はピンときませんが、本当に誰の心にも潜んでいるのかもしれませんね。あなたの心にも芽生えているかも知れませんよ。安倍晋三を始め、日本の政治家なんかみんな妖怪ではないですか(笑)。電通もパソナもホリエモンもまじめに生きている国民から見ると、みんな妖怪ですよね。かつて岸信介が妖怪と言われていましたね。信じられない人はみんな妖怪だと小生は思っていますが、この妖怪とは少し違っていますか(笑)。
化け猫、のっぺらぼう、ろくろ首、ひとつつ目小僧、最近ではアマビエ(アマエビではない)というこれは疫病退散のご利益があるというお化けか妖怪まで話題になっていますね。こういうのって何て言うのでしょうか、風俗社会史とでも言ったらいいのでしょうか。伝承文学の一つなんでしょうね。小さいころ、よく大人たちから聞かされました。にっぽん昔ばなしの類もその一つと考えたらいいのでしょうか。

菩薩さん、ご意見ありがとうございます。
想像力って大事ですよね。
文学も想像力=創造力ですよね。
想像(創造)することの大切さ、これからもどんどんと学びたいと思いました。



[1153] 原爆・おぼえ書(3)

投稿者: 菩薩 投稿日:2020年 8月14日(金)09時59分18秒   通報   返信・引用   編集済

広島市にある巨大なレンガ張りの倉庫「旧陸軍被服支厰」。建物の西側に面した市道を歩くと、原爆のすさまじい爆風で変形した鉄扉が目に飛び込んできた。
原爆投下から75年、被爆者は83歳を超え、被爆体験を直接聞くことはできなくなる「被爆者なき時代」が近づいている。壮絶な体験に基づく証言ゆえに力がある〝生の声〟に頼るできない時代が面もなく訪れる。
広島平和記念資料館に、真っ黒に焼け焦げた中学生の弁当箱が展示されている。爆心地から600㍍。少年は食べることができなかった。この弁当箱は母親が骨になった息子の遺体を見つけたとき、遺体の下にあったもの。弁当を楽しみにしていた少年の気持ち。息子ではなく弁当箱だけが手元に戻った母親の気持ち。こうした思いを本人に直接、聞かなくてもこの弁当箱から感じとることができるだろうか。
「一番大切なものは想像力」と語るのは、今年83歳の被爆者。「もの言わぬ核兵器の証言者から学びとれる感受性を身に付けてほしい」と。想像力が自分と自分以外の世界を結び、人生を豊かにする。相手を思う「同苦」の心から想像力が生まれる。同じ経験はできなくとも、想像力を働かせる努力だけは惜しむまい。

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[1152] 伊澤蘭奢の本

投稿者: 九州文学読書会 投稿日:2020年 8月14日(金)09時02分37秒   通報   返信・引用

伊澤蘭奢(いざわらんじゃ)をご存知でしょうか? 明治22年生まれの新劇女優。38歳で他界するまでこの時代にあって恋、結婚、女優、文筆家、女性活動・・と様々に生きてきた自由人?です。
息子の伊藤佐喜雄は芥川賞候補にもなったことのある作家でした。小生も当誌に「髪ー内藤民治・恋と愛ー」を30枚の作品として執筆させていただいています。執筆依頼を受けるまでは伊澤蘭奢という名前も知らなかったのです。資料を探しているうちにこの女性の生きざまに興味を覚えました。まさに型破りな大女優と言っても過言ではないでしょう。
福岡市在住の夏樹静子さんも「女優X-伊澤蘭奢の生涯」〈文藝春秋社)といタイトルで書かれています。もちろん、参考にさせていただきました。また、死亡後に出された「素裸な自画像」という追悼誌には本人のエッセイも掲載されていて大変興味深く読ませていただきました。
管理社会にがんじがらめに縛られ、ちまちまと生きようとする小生たちに何かを暗示しているような気がします。その何かとは読んだ人たちの解釈しだいと言うことになるでしょうか。



[1151] 第三期の「九州文学」

投稿者: 九州文学読書会 投稿日:2020年 8月12日(水)09時45分8秒   通報   返信・引用

小島直記さんたちが立ち上げられた第三期「九州文学」の第一号です。これは数年前にMさんにいただいていたものです。これはもう貴重品ですね。たぶん、どこにもないものと思われます。昭和二十五年十一月十五日の発行となっています。定価百円。三期は9号までしか続けられていませんね。
目次を開きますと、柿添元さん、安西均さん、秋山六郎兵衛さん、一丸章さん、峰絢一郎さん、甫守哲治さん、それに小島直記さんたちが発表しています。ここに森禮子さん(当時は川田礼子さん)、牛島春子さんたちが加わるのでしょうか。
この流れは後の「九州作家」(星加照光さん、北川晃二さんら)に合流するようですね。このあたりのことについてはよく分かりませんが、葦平さんや劉さん、種夫さんたち本来の九文グループとは少し違っていますね。
第四期になると、葦平さんや劉さん、種夫さんたちが戻ってくると小島さんたちがいなくなっています。まあ、いろいろあったのでしょうな。その辺の事情を知った人もとっくに泉下の客となっておられます。小生は柿添元さんと文通をしていましたので、お亡くなりになる前にそのことを尋ねればよかったと今では後悔しています。ちなみに柿添さんの訃報は第七期「九州文学」に載せています。
いつか先人たちの合同の供養ができないものかと、お盆を前にしてとんでもないことを考えております。



[1150] 木澤千さん受賞 

投稿者: 九州文学読書会 投稿日:2020年 8月11日(火)20時41分19秒   通報   返信・引用

文芸社と毎日新聞社が共催して募集した「十人十色大賞」に木澤千さんの「雪の朝の約束」が対象に選ばれました。おめでとうございます。正式には18日の毎日新聞紙上で発表されます。よかったですね。木澤さんは日頃からこつこつと努力されていました。「雪の朝の約束」は「九州文學」に掲載された「約束」を加筆修正したものです。よっしゃ、小生も頑張ろう、という気持ちになりました。朗報、ありがとうございました。

「あこちゃん」ご意見ありがとうございました。その気持ち、分かります。それこそ人は「十人十色」ですからね。好みもありますし、読者の読み違えとか作者の説明不足とかもあって、評価というのは難しいですね。芥川賞などの選考でも評価が割れることも多いですよね。
吉田知子さんがおっしゃっているのは、同人誌作家の場合はもっと実験的に大胆に書いて発表したらどうかということでしょうね。殻を破ることの大切さですよね、それも納得します。しかし、いざとなったら石橋をたたいて渡りたがるのですよね。同人雑誌の合評会でも実験的な作品よりもこじんまりとした無難な作品が評価を受けるのです。新聞の時評でもそんな気がします。この辺に小生は問題があるような気がしてならないのですよね。
安川電機九州文学賞でよかったなあと思ったのは「蟻」(城戸祐介さん)の作品でした。これは殻を破ったユニークな作品だったと思いますが、皆さんの評価は・・・?



[1149] 同人作家の壁

投稿者: あこちゃん 投稿日:2020年 8月11日(火)15時20分20秒   通報   返信・引用

「同人作家の壁」ということについて、半人前のくせに偉そうにと思われそうですが、少しだけ述べます。
一昨年から『九州文学』を読み始めたのですが、一人の読み手としてこの一年半読んできて感じることは、
作品全般に「オリジナリティ」に乏しいということです。ある「枠」のようなものの中で書いている。それが何の枠かはわかりません。読みやすい、わかりやすいといった、いわゆるリーダブルであることを非常に気にしているように見える。大衆小説、ライトノベルを理想形としているのか、と思います。書き慣れて、ある型のできている作家ほど、その枠にこだわるような気がします。一方で、地方の文学賞の選考委員のレベルにも疑問を感じます。最近の作品には、科学的語句、物質の性質、ヒトの生理等々についての記述が文章内に見られるものが増えています。そのことは、生活の中に科学リテラシーが普及してきたことだと思い、好ましいことと受けとめています。しかし、作者の知識不足、誤解・間違った思い込み等がそのまま記述されていることがままあります。深刻なのは、そのことに選考委員が気づかない。あるいは、話の筋に関係ないと判断されたのかどうか、そういった作品が優秀賞の対象になっているものがあります。充分に確認・推敲された完成度の高い、かつオリジナリティのある作品を書き、それが正しく評価されなければならないと思います。そのことは主要な文学賞のみならず、全国にあまたある文学賞全体における課題だと思います。何か、文学が時代から取り残されている気がします。本当に偉そうなひとことですみません。あくまでも、読み手としての愚痴です。



[1148] 中部ペンクラブ文学賞

投稿者: 九州文学読書会 投稿日:2020年 8月11日(火)14時00分11秒   通報   返信・引用

第33回中部ペンクラブ文学賞がこのほど発表されました。中部地方は活発ですね。
今回の受賞作は「雲を掴む」(藤原伸久さん)でした。
選考委員の吉田知子さん(芥川賞作家)の評がすばらしい。
「今回の候補作も、おおむね定型をまもったものばかりで物足りなかった。テーマや発想でなくとも、手法、文体、切り取り方、人物造形、何でもいいから人のやらないこと自分だけのものを書いてほしいと思う」
これなんですね。小さくまとまったものより大きく破綻した作品を書け、とある評論家が言ったことを覚えています。吉田さんの言葉と通じるように思われますが、実際、吉田さんのような選考委員が果たして何人いらっしゃるだろうかと言うのが小生の意見。確かに吉田さんの言われることは100%認めます。しかし、これは選考委員のレベルの問題に波及してきますよね。はっきり言って応募者よりも選考委員のレベルが低いと言うような時、今回のような「定型を守った作品」が選ばれるのですよね。この辺に同人雑誌から斬新な作品、たとえば芥川賞候補にノミネートされるような作品が生まれない理由があるのではないでしょうか?
確かに吉田知子さんは問題提起されています。しかし、理解できない人が多いようですね。何かその辺に同人雑誌作家の壁があるような気がしますがいかがなものでしょうね。


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